7th International Workshop on the Oceanography and Fisheries science of the East China Sea (2009 ESC workshop)に参加しました(2009年12月3日〜7日)。このワークショップは2年に1回、上海海洋大学、済州大学、長崎大学、そして琉球大学の4大学が持ち回りで開催するものです。今回は上海海洋大学の担当だったので中国の上海市に出かけました。ラボメンバーほとんど全員が参加したので大変賑やかでした。
那覇空港から上海浦東空港への直行便があります。今回はそれを利用して上海へ出かけました。沖縄は20度を超える暖かい陽気でした。 飛行機は13時30分発なので2時間前に空港に集合です。那覇空港の国際線ターミナルは非常に狭いので、2時間前だと大変退屈してしまいます。しかし、みんなで出かけるということでるんるん気分です。 中国東方航空の中での写真。昼食が出ました。ウナギご飯とブタ肉ご飯が選べます。2時間弱のフライトなので急いで食べないといけません。
浦東空港に着きました。上海は非常に寒い!のが第一印象です。空港もめちゃめちゃ広い。 これが今回泊まるホテルのJinjiang Innです。いわゆるビジネスホテルです。ホテルの周りには何もありません。 それがこの状態。道はとても広く、綺麗なのですが、人もいなければ車も走っていません。ゴーストタウンのような雰囲気です。聞くところによると大学が昨年この地に移転してきて、これから町が出来てくるようです。今度訪問したときにはすごい町になっているかもしれません。
ホテルにチェックインしてから大学主催の夕食会がありました。これからどんな中国調理が出てくるかをみんな楽しみにしています。写真は大学の中野レストランです。 中国のコカコーラとスプライト。中国料理はやっぱりおいしかった! 次の日の朝食です。バイキングですがそれなりにおいしかったです。今日は発表なのでみんな緊張しているかな?
上海海洋大学の校門です。江沢民氏のサインがあるのがいかにも中国の大学です。

いよいよ午前のセッションが始まります。緊張しているかな?午前のセッションは招へい研究者の発表です。4大学の研究者がそれぞれの研究について熱く語っていました。

昼食をとった生協です。大学の中に3つもこんな施設があります。
昼食後はポスターセッションです。とても盛況です。Ninaさんは甲状腺ホルモン転換酵素のクローニングと肝臓における発現パターンについて発表しました。 柴田さんはミツボシキュウセンの脳内モノアミンの日周変動と潮汐変動について発表しました。 竹内君は脳内光受容体のクローニングと発現パターンについて発表しました。
江阪さんはオトヒメエビの日周活動リズムと光との関係について発表しました。 気になったので写真を撮りましたが、これは靴磨き機のようです。 夕食はまたまた中華料理。発表が終わったのでみんなホットしています。お酒も進んでいるようです。
翌日午前中は学生セッションがありました。Jaforはルリスズメダイの繁殖活動に及ぼす光と温度の影響について発表しました。 Hur君は脳内ペプチドホルモンのクローニングとその挙動について同じく口頭発表しました。 午後にはエクスカーションです。大学は町からかなり離れていたのですが、大学のバスで1時間半ほどかけて上海の町へ出かけました。写真でよく見る風景です。とっても大きな町でした。
夕食は各自摂ることになりました。上海と言えばやはり上海がにです。1尾200元ほどでしたので、一人一匹注文して食べました。 夕食後はナイトクルージング。とっても寒いのですが、大都会の夜景は大変綺麗でした。みんな写真の取りまく理です。

ホテルに帰ってきての一こま。今回のワークショップには上海海洋大学の外国語専攻の学生がボランティアとして同行してくれました。大変助かったとともに、彼女たちの日本語のうまさに感激しました。

今回のワークショップはラボのメンバーがほとんど参加したこともあり、とっても楽しい時間を過ごすことが出来ました。4大学の学生どおしが仲良くなり、将来的に共同研究などに発展していけばよいかなと思っています。次回は琉球大学が当番校となります。海外の大学ほど接待は出来ないかもしれませんが、沖縄風の心温まるワークショップに出来れば良いかなと思っています。

帰りの飛行機を待つ間の一こま。上海の思い出などを話しているのでしょうか。 飛行機の中ではみんな熟睡です。